Glass Expansion社製ネブライザーの特徴

ICP装置による検索 (価格の確認とご発注)

GE社製のガラス同軸ネブライザーには、以下の4つがあります。どのシリーズのネブライザーにもGE社独自のVitriCone構造が採用されています。


A: ダイレクトコネクション(DC)ネブライザー

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DCネブライザーはGE社の最新タイプのネブライザーです。同ネブライザーにはUシリーズと同じワンタッチサンプルチューブに加えてICP装置に直接接続できるガス配管が付属されています。付属ガス配管の特徴は以下の通りです。

DCネブライザーはまた、以下のUシリーズネブライザーの特徴を全て備えています。


Part number A14-07-USS2, SeaSpray DC Nebulizer for Agilent ® 5100/5110/5800/5900

DCスタイルはSeaSpray, MicroMist, Conikal, Slurry, Duramist, OpalMist, VeeSprayに採用され、殆どのICP発光とICP-MSモデルに対応しています。ガラス製DCネブライザーにはサイドアームにPEEK製のガスコネクター(P/N 70-803-1096)が取り付けられています。

DCネブライザーにはそのP/Nの先頭に対応するICPモデルを表す3桁が与えられています。例えばA14はネブライザーのガス配管がAgilent ®5100に対応している事を示しています。 例;A14-07-USS2、Agilent ® 5100に直接ガス配管できるSeaSprayネブライザー  詳しくはネブライザー型番表示について上の製品リストもしくはICP装置による検索でお使いいただけるネブライザーをご確認ください。


B: Uシリーズガラス同軸ネブライザー

 UシリーズネブライザーはGE社の最新モデルネブライザーで、サンプルチューブ接続部分に簡単に取り付けできる UniFitサンプルコネクターが採用されています。Uシリーズネブライザーの特徴は以下のとおりです。

 UシリーズネブライザーはGE社製の全てのガラス同軸ネブライザー (SeaSpray、MicroMist、Conikal、Slurry) に採用されています。ネブライザーにはUniFitサンプルチューブが一本付属されています。 UシリーズネブライザーはP/N中のアルファベットUにて識別いただけます。
例; ARG-07-USS2、ARG-1-UM04.

UniFitサンプルコネクター付きネブライザー

C: EzyFitシリーズガラス同軸ネブライザー

 EzyFitシリーズネブライザーはサンプルチューブコネクターをネブライザーのサンプルチューブ接続部分に挿入する構造です。この構造は、それ以前のモデルに比べ、デッドボリュームの削減と洗浄時間の短縮に大きな革命を与えましたが、いずれも最新のUシリーズネブライザーに対しては劣っています。

EzyFitサンプルコネクター付きネブライザー

 UシリーズネブライザーはGE社製の全てのガラス同軸ネブライザー (SeaSpray、MicroMist、Conikal、Slurry) に採用されています。ネブライザーにはUniFitサンプルチューブが一本付属されています。 EzyFitシリーズネブライザーはP/N中のアルファベットFにて識別いただけます。
例; AR30-07-FSS2E、AR30-1-FM04E

D: コネクターを持たない従来のガラス同軸ネブライザー

 サンプルチューブコネクターを装備していないネブライザーは昨今では非常に珍しくなりました。このタイプのネブライザーには他のモデルのようなチューブコネクターは付属されておらす、取り付けも不可能です。デッドボリュームが大きくなり、洗浄時間も長くなりますために、推奨品とはさせていただいておりません。

EzyLokアルゴンガスコネクター

 EzyLok コネクターはアルゴンガスのネブライザーへの配管作業を安全・簡単・確実にして、お客様の作業効率を高めます。

特徴;

 アルゴンガスとRFパワーの安定した供給がICP装置の安定性にとって非常に大切です。例えば、0.5%のネブライザーガスの漏れが、RSDを2%悪化させると言う報告もあります。ネブライザーでのガス漏れの殆どは、ガスチューブの径時変化による硬化が原因のシール不良であると考えられます。

 EzyLokコネクターはGE社製のEzyLok用アルゴンガスサイドアームを持ったネブライザーでのみご使用いただけます。EzyLokコネクターは一般的なワンタッチジョイントと同じ要領でネブライザーにお取り付けいただけます。コネクターをネブライザーから取り外す場合は、フィッティング上部のストッパーを押しながらお取り外しください。

 EzyLokコネクターのご使用により、ガスチューブ着脱時の様々なトラブルを解消できます。また、従来のガスチューブを直接サイドアームに被せる方法では、チューブがサイドアームに貼り付いてしまうことが良くありました。カッターナイフ等を使用して貼り付いたチューブを切り取る作業はお客様にとって危険な作業であると同時に、ネブライザー自体に損傷を与える場合もございます。

全てのUシリーズガラス製同軸ネブライザーおよびDuraMist・OpalMist・PolyCon・VeeSprayネブライザーにはガスコネクター EL-1 が標準付属されています。その他のガラス製同軸ネブライザーにはP/Nの末尾にEが付いているモデル(例;AR30-07-FM04E)にのみEzyLokが標準付属されています。

全てのICPネブライザーが同じ構造をしているわけではありません!

 GE社のネブライザーだけが独自のVitriCone構造を採用しています。

 一般にガラスネブライザー内部のキャピラリーは昔ながらの加熱されたガラス管を引っ張り加工する手法で製造されています。この方法で製造されたネブライザーには以下のような問題点が見受けられます。

 一方、GE社のガラスネブライザーでは、当社独自のVitriCone構造が採用されています。キャピラリー部分はガラスのブロックを高精度機械加工して製造され、そのことにより以下のような特徴を備えています。